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「家庭の色合い」と「子どもの個性」

・それぞれの家庭には色合いがあります

たとえば、ここに2つの家族があるとします。家族構成は、どちらも、父35歳、母33歳、そして子ども2人、5歳と2歳・・・  字面を見れば、全く同じ2つの家族、ですね。しかし、もし、ここで上記のような家族構成の紹介とともに、家庭内での様子を撮影した5分間のビデオを流したとしたら?  それぞれの家庭での様子を見た後では、きっと2つのご家族にかなり違う印象を持つことになるのではないでしょうか?字面だけでは同じでも、実際に生活の様子、父や母の態度、言葉遣い、こどもへの対応の仕方、などなど、それらは違っていたはずで、受ける印象はかなり違ってくる・・・違うでしょうか?  そう、これが、家族それぞれが持っている「色合い」だと私は考えています。 この色合いは、父、母、子ども達、それぞれの個性、人柄に大きく影響され、もっと言及していくと、その個性や人柄というものは、それぞれの生まれ持った気質だけではなく、父、母が生まれ育った環境、受けてきた教育、就いている職業等に大きく左右されている、ということでしょう。  さあ、このような亊を十分にご理解いただいた上で、話しを「私立小学校受験」に戻していきましょう。

・ 重要な二つの柱

 私の考えでは「私立小学校受験」には、2つの柱がある、と思っています。
まず一つが、『子どもの力』です。もちろん、力を能力という言葉に置き換える亊もできますが、敢えて「能力」と書かなかったことは、考える力、判断する力、表現する力、我慢する力、ひたむきに頑張る力、等、能力という言葉が持つイメージ以上の「生きていく上で必要なさまざまな力」をも含めて表現したかったからです。こういう総合的な「力」が、一つめの柱、です。
 2つめの柱、それが『家庭の色合い』です。
もし、あなたが複数の学校の説明会や見学、行事などに参加した経験があれば、きっと、それぞれの学校に「違った雰囲気」「違った空気」があったことを、肌で感じられた・・・のではありませんか?
 それが、一般的に言う「学校のカラー」であり、言い換えれば、まさに「学校の色合い」なのですね。
 すでにご承知のように、私立の学校には、各学校に特色ある教育方針、教育理念があります。そこに、「学校のカラー」が生まれます。そして、その教育方針を良しとして集まってくる生徒達、そのご家庭によって、もっともっと、そのカラーは確固としたものとなり、本来は無機質な学校というもののなかに、一つの空気、雰囲気が生まれます。
 さあ、私の言いたい事が、ボンヤリと見えてきましたか?

 小学校受験の場合、この「学校の色合い」と「家庭の色合い」の相性、がとても大切です。その家庭がどういう家庭なのか?どういう父親、どういう母親なのか?どんな環境、どんな雰囲気の中で、その子は日頃育てられているのか?それを学校側はしっかりと見て、「学校のカラー、色合い、空気」と、家庭のそれがピタリと合わなければ、大切な子どもを育てる上での最大、最悪の不協和音となってしまうでしょう。そんな不協和音の教育環境の中で、真っ当な子どもが育つわけはありませんし、学校のみならず、しっくりといかない学校に通い続けなくてはならないご家庭、子どもも気の毒です。
 つまり、小学校受験とは、子どもの持つ総合的な力と、学校と家庭の持つ色合いが合致するかどうかを判断されるもの、であり、それがピタリと合った時に家庭と学校の縁が生まれます。
 私は、16年間の経験から、それが、合格する亊、それが小学校受験の真理だと確信しています。

・ みにくいアヒルの子

デンマークの作家、アンデルセンが書いた「みにくいあひるのこ」という童話はご存知ですね。白鳥のたまご一つが、あひるの巣に紛れ込み、生まれたとたんに「他とは違う」ために異端児としての扱いを受け、そのひな鳥は大変悲しい毎日を送る・・・やっと大きくなって、自分が本当は「何者であったか?」を知って、その世界の中に戻り、幸せに暮らしました、めでたし、めでたし・・・というお話ですね。
 あるべきところに、あるべきものがある、いるべきところに、いるべき人がいる・・・そこに真実の幸せがあるのです。私立小学校受験の世界も、まさに「それ」なのですよ。
 しかし、残念ながら、私が書いた「小学校受験-2つ目の柱」を、全く意識せず、一つ目の「子どもの力」ばかりに着眼し、無理な詰め込み式の受験準備に奔走したり、ペーパーの点数や偏差値という数値ばかりに固執し、全く学校の色合いとご自分の家庭の色合いを意識せず、ただただ突っ走るご家庭、突っ走らせる教室があって、幸せになれない・・・ということが多いのが小学校受験準備の姿、です。みにくいあひるの子は、最後、幸せになれたのは、「自分のいるべき世界」に戻れたから、ですね。
 もし、小学校受験の準備をする時に、「知力」という面での子どもの力を伸ばすことが正しい受験準備だと思い込み、深い考えもなく、結果的にご自分の家庭と「ベクトルの方向が違う学校」ばかりを志願したとしたら???
 良い方向に導いていけない・・・正しい学校との縁が生まれない・・・結果が伴わない・・・ということになりますし、もっと残念なことは、せっかくの子どもの努力、身につけた力を、両親が十分に認識できないまま、受験準備が家族にとって「辛く悲しく、実りのない無駄なもの」として、早く忘れ去りたい思い出となってしまうことです。
 そんな、間違った準備をしてはいけません!

 小学校受験を、ご家庭で取り組む一つの大きなイベントと理解し、ご両親があらためてご自分達の家族、家庭を再認識し、親としてわが子に求めようとしていること、家庭として目指しているものを明確にしながら、家庭の色合い、カラー、雰囲気にピタリと合う学校・・・ピタリとフィットはしないまでも(実際、本当の学校の良さというものが理解できるのは、その学校で日々を過ごすようになってから・・・じわじわと理解できていくものですからね)、より違和感のない、共感できる肌合いの学校を、時間をかけて探すこと!それが親の役目です。
 幸い、首都圏にはたくさんの私立小学校、国立小学校があります。真摯な気持ちで各学校に向かえば、自ずとご自分達の「五感」で、ピピピッとくる学校がいくつか見つかるに違いありません。

 ご自分達をあらためて見つめ、そして、親として、家庭として進もうとしている道を見極め、同時にわが子の成長を促し、「自分で考え、判断し、行動できるさまざまな力を身につけさせる」それが、小学校受験の準備である、と私は考えています。

賢い子どもを育てるヒント満載!
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