











小学校受験を思い立ったら、まずは書店に走り、「ペーパー」と呼ばれるドリルを買い、自宅学習として始めてみる・・・そして、結構、むずかしいものだと親のほうが頭を抱え暗くな
り、あわてて教室探しを始める!これは、よく耳にするお話しです。
しかし、実際の小学校受験では、みなさまが想像をされているようなたくさんの枚数のペーパーテストがあるわけではありませんし、それがすべてでもありません。多くの学校では、
確かに3~10枚程度のペーパーが実施されますが、その他に集団行動や個別テスト、自由遊びなどもありますね。学校によっては、簡単な運動をさせるところもあったりします。
子ども達が集合したり、解散したりするための整列時間や、教室を移動したりする時間も含めて、たかが2時間程度のテストの中で、こんなに盛りだくさんのことをすることを思えば、
いかに、ペーパーをする時間が少ないか、も想像に易いでしょう。
ペーパーは、あくまでも子どもの理解力を判断するバロメーターにすぎません。
ペーパーを媒体として、その子が「どれだけのことをきちんと聞き、理解し、指示された通りに表現できるか?」を判断するための手段です。
確かに、中学受験以降の入学試験では、いかに問題を早く正確に解くか、が問われます。正答数が、そのままで合格に結びつきます。しかし、小学校受験では、必ずしもそうではありま
せん。
『その子は、どんなふうに他の子達と関わるのか?どのような思考力、想像力を持っているのか?その子の根気、やる気は?どんな発想で、どのような表現をするのか?』
そういうことを、総合的に判断するのが小学校受験です。
それにも関わらず、いつしか巷で囁かれるようになった「子どもの背丈ほどのペーパーをしないと、どんな学校にも合格なんて出来ない!」いったい、いつからこんなデマが信じられる
ようになってしまったのでしょう。
たかが「媒体」のために、親子で必死になり、毎日、疲労困憊しながら、膨大な量のペーパーをするのは徒労ですよ。
不確かなウワサに振り回されず、親が正しい理解を持って、楽しく有意義で、効率的な受験準備をしましょう。