コロナ禍での小学校受験① 焦らずに、今できることを粛々と

コロナ禍での受験も、2年目を迎えます。昨年度は、学校説明会、行事の見学に始まり、面接、考査ま
で、すべてが「手探りの状態」で行われましたが、2年目ともなると、それぞれの学校に「我が校はこ
のように実行する」という指針のようなものが出来上がってきたように思います。
 どうして、こんなコロナの時期に受験を迎えることになってしまったのだろう・・・と運命を嘆いたと
ころで、何かが好転するわけではありませんし、確かに非常時での受験ではありますが、それは志願者全
員にとって同じ条件です。嘆いたり、焦ったりするのではなく、とにかく、目の前のことを粛々とやって
いきましょう。とにかく、何事に向かう時も「心の平安」が大切です。
 精神論に聞こえてしまうかもしれませんが、こういう時期だからこそ、初心に帰り、我が子の、ご家庭
の「真の力」に磨きをかけることに着目してください。
 特に、今年度は密を作らせないという見地から「自由行動」「行動観察」「集団行動」の考査が行われ
ても、以前ほど長時間にわたることはないと思われます。
 こういう考査時には、どうしてもその子の「素顔」が見えるもの。もちろん、その子の素顔が見えるか
らこそ、学校側もこういう考査を実施するわけです。
 ペーパー試験や個別テストのように、行動に関するテストは、「正しい行動、正しくない行動」という
ことではなく、「その子がどのように行動するか?」の部分が見られています。
 ですから、「~~~しなさい!~~することが正しいのよ。」ということでは対応できないことが多い
のです。

 こういうことから考えると、日頃からご家庭で常に声をかけるべきことは・・・
★ 一緒にいる相手を大切に思うこと。
★ 心をこめて人と接すること。
★ 言われることを、一生懸命に聞くこと
★ 自分の思いを、一生懸命に伝えること
★ たとえ、上手にできなかったとしても、わからなかったとしても、途中であきらめたり止めたりせず
に、最後までがんばってやり続けること

こういう基本の姿勢こそが、「その子の人格の柱」となっていきますよ。