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どんな受験準備をすれば良いのでしょう?

● 正しい受験準備とはどんなものでしょう?

「正しい受験準備」私は、そういう定義はない、と思っています。
20年前、私が熱い思いを持って幼児教室マナーズを開校した当時は「ガンガンと子どもにペーパーをさせ、泣かせてでも難易度の高い問題を解かせ、数値的な優秀さを求める、いわば詰め込み式の、訓練的要素の強い準備」が主流でした。
もしかしたら、今でも、それこそが小学校受験の準備だ!と信じていらっしゃる保護者の方も多いかもしれませんし、そういう準備を「受験準備」として実行している教室も多いでしょう。
しかし、私は開校当初から、そういう子どもに「強いる」受験準備のスタイルに嫌悪感を持ち、そういう準備は、子どもに百害があって一利もない、と考えてきました。ですから、機会あるごとに、真っ向からそういう詰め込み式の準備に対抗するメッセージを掲げてクラス作りをしてきました。

「楽しく受験準備をしましょう!」それが私の提唱しスタイルで、今でも、私のスタンス、思いは、20年前の開校当初と何らかわりなく、むしろ、長い経験によってその意識はより強固になった、と言っても過言ではありません。
しかし、この20年間、たくさんのお子様達をお預かりし、多くのご両親にお目にかかり、最終的に今の私が到達した真理、があります。それが『ご両親が良しとする準備、ご両親が納得のできる準備が一番正しい』という思い、です。


● あなたは、どんな準備をさせたいでしょう?

私は、ペーパー学習に終始し、繰り返す訓練によって知育的な能力を伸ばそうとする受験準備は無意味だと考え、ひたすら「子ども達に考えさせること」「考えたことを言葉にして表現すること」を実践し、ペーパー学習をしても、ペーパー学習が独り歩きするのではなく、あくまで「考えるための一つの媒体」としてペーパーを利用しています。ペーパーそのものには、意味を持たせてはいません。
しかし、ご両親の中には、「子どもを泣かせてでも一日30枚のペーパーをさせ、子どもの忍耐力と根気を養いたい」と考えている方もおいでになります。そして、そういう苦労こそが、小学校受験準備で、そうすることに意味があるのだ、というお考えのご両親もおいでになります。
そういう方々にとっては、私が「正しい準備」と信じ、20年間実践してきた「自分で考え、判断し、行動する」という力をつけようとするクラスは、あまり意味のないもの、納得のできないもの、でしかないでしょう。おわかりになるでしょうか?

 大人顔負けの記憶力、小学生並みの計算力・・・などなど。ペーパー学習を繰り返すことによって、確かに、こういう力はついていきます。私は、こういう子ども達を「スーパーチルドレン」と呼んでいます。こういう「すごさ」に大きな価値を認め、わが子を「スーパーチルドレンにしたい!」「こういう優秀さを、わが子の求める!」と思われるのであれば、やはり、こういうペーパーを中心にした受験準備が「その家庭にとっての正しい受験準備」だと思います。

 その一方で、こういうスーパーチルドレンの優秀さに驚きながらも、どこか心の中で、4~6歳という幼児の時期の、こういう難易度追求型の学習方法に疑問を感じ、「はたして、小学校受験に必要なものは、本当にこういう力なのか?」と首をかしげ・・・少なくとも、我が家ではこういう「ガンガンタイプ」の受験準備はさせたくないなあ、と思われるご両親であれば、こういうストイックな準備は避けられるほうが良いですね。
 なぜなら、「親が正しいと感じ、納得しているもの」だからこそ、我が子に提供できるのであり、親が疑問に思うことは、子どもにはさせられないもの、だからです。
 もう一度繰り返しますが、大事なことは、「あなたが親として、我が子にどういう準備をさせたいか?」です。まずは、ここのところを整理してください。

● 親が「させる」準備ではなく、子どもが「進んでしよう!」と思える準備を!

いずれにせよ、とても大事なことは、子ども自身の「学びへの姿勢と意識を育てること」です。むずかしい言い方をしましたが、本当は簡単なこと、です。
たとえば、大人でも子どもでも、「させられている」意識があるうちは、何をしていても、ちっとも楽しくないですね。そういう時は、ちっとも進まない・・・気分が乗らなければ、手も進まない・・・本当にやってもやっても効率が悪いですし、そのうちに、すること自体が嫌になってきます。大人でもそうでしょう?そうではありませんか?
 もちろん、何事も、必死にがんばり、一生懸命にやる時は、その時が「楽しい」という理由からとは限りません。けれど、楽しいとは感じず、大変だなあ、と感じていたとしても、「今はこれをしないといけないんだ」とか「今はがんばらないといけない時なんだから、がんばろう!」とか、そういう意識や姿勢があれば、人はがんばって取り組めるもの、なんですね。
そして、むしろ「楽しい」ばかりではなく、「がんばった」時のほうが達成感も生まれます。こういうことは、子どもでも同じ、なんですよ。
ですから、能力的には「スーパーチルドレン」になっていても、子ども自身が「これはさせられていること」「しないと叱られるから、仕方なくやること」という意識しかないとすれば、その子には達成感はなく、哀れにも「ママが喜んでくれるから」「花マルをもらうと、パパがほめてくれるから」という理由でやっていることが多いのです・・・こういう意識のない力の場合は、残念なことに、身に付いた力ではないために、すぐに退化していってしまうのです。

 少しお話が横道にそれますが・・・大学生くらいになった子どもでも、時々いませんか?非常に偏差値の高い中学、高校から、名門大学に進学した子どもなのに、いつも指示待ちで、言われたことしかできず、何事も楽しそうに取り組めない・・・
 なぜそんな子になったのか? それは、残念ながら、その子の幼い頃から、その子自身の「やろう!やりたい!」という意識を育てることなく、常に親や先生が「強いて、させてきた」ために、その子の意識が育たなかったのですね・・・これでは、その子も被害者です。せっかく聡明な頭脳を持ちながら、その頭脳を使い「自分自身のために、意味ある、有意義で豊かな人生を歩むための発想や意志」を身につけさせてもらえなかった・・・私は、親の責任だと思います。
 今、自分が何をすべきか?ということを自ら考えることなく、自分の意志で行動する習慣が育たなかったために、優秀と呼ばれる頭脳は持ったけれども、賢いと呼べる人間性は育っていない・・・とでも言うのでしょうか。

 幼い子どもでも同じです。
子ども達に受験準備を始めさせる時に、「あなたはね、私立の小学校受験をするから、これからお勉強をするのよ!」などと、「しりつしょうがっこう???」という子どもを相手に、必死になって説明をする必要など全くない!と私は考えています。
ただただ、「せっかく生まれてきたのだもの。あなたの頭を使って、たーくさん考えてみましょうよ。頭は、使えば使うほど賢くなっていくのよ。素敵でしょう!さあ、たくさん考えてみよーね!」と言葉をかけてあげませんか!きっと子ども達は、嬉々として、自らの意志で、何事にも取り組むように育っていきますよ。
 大事なことは、どんな方法で受験準備をするとしても、必ず「子どもの意志、子どもの意識」を育てることを忘れないでいてくださいね。

賢い子どもを育てるヒント満載!
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