0歳~4歳児のお父様、お母様へ

私の教室へのお問い合わせで、お子様の年齢記入欄に「0歳」や「1歳」と記されたものがたくさんあります。これは、近年は共働きのご家庭も大変多く、産休・育休の間に「少し先のことまで考えておこう」というご家庭である場合もあります。

でも、ちょっとご一緒に考えてみましょう。

あなたはどんな「親」でしょう?

昭和から平成にかけて時代は大きく変化しました。変化したことは多種多様ですが、中でも「家庭の在り方」「親子の関係」には目を見張るようなことが多く感じています。

良いとか悪いとかの話ではなく、昨今、街に出れば、「えっ?この二人がこの子のご両親?」と、色々な意味で驚くご両親もたくさんおいでになりますし、何もかもが昔とは違います。幼児虐待など、テレビの中の遠い世界とは思えないような出来事も身近にもある時代となり、親にとっても子にとっても、令和に入った今、立ち止まり、「家族の在り方」「親子の関係」について真剣に考える時期なのではないかと思えてなりません。

そんな中で、親のタイプは大別すると「この2つ」があり、そしてそれぞれのタイプは時代とともにその在り方が変化していると私は考えています。

タイプ1 「子育て・教育・成長に高い関心とこだわりを持つ親」
タイプ2 「子育て・教育・成長に無関心、無頓着な親」

私は仕事柄、これまでタイプ1のご両親達と多く関わってきました。このタイプのご両親は、幼児期からの教育に深い関心を寄せ、高い意識を持って子育てをしようとされています。お目にかかってお話をしても、ご両親の前のめりの「強い思い」をひしひしと感じます。

私が教室を開校した25年前には、国内外の高名な教育学者が説く教育論を読破したご両親や、様々な教育法に則った幼児期からの教室に通わせているご両親、というような、驚くほどの教育熱心なご家庭もありました。

近年では、インターネットやスマートフォンの普及後に親となられた方が主流ですから、紙媒体ではなく、ネット上の様々な情報を集め、成長への効果が高いと謳われている早期教育や英才教育に精通し、それらを早々と実践している、というようなご両親が増えてきました。

いかがでしょう?気づかれましたか?

上記のご両親達は、総じて教育に対して大変ご熱心ですが、外部発注型というか、専門家にお任せというか、少なくとも教育への熱心さの柱となっていることは「父として、母としての役目をどう果たしているか」ではなさそうです。

家庭での毎日を大切にすること

私はこのように考えています。「0歳から4歳あたりまでの子ども達は、毎日の家庭生活の中で、親の言葉・行為・姿、そして暮らしのあらゆる事象から、自然に学び、吸収し、成長していく時期である」と。もちろん、今では生後数か月から保育園に我が子を預け、お仕事に復帰するママ達も少なくはありませんね。だから、親子の時間は思いのほか長くはない、と思っていらしたとしても、時間そのものは短くとも、密度の濃い時間を親との間に過ごしていれば、やはり「親子の時間」「家庭での時間」は子どもに一番大きな影響を与えます。

たとえ、0歳~4歳までの間に「小学校受験を考え始めた」としても、「まずは、幼児教室探し」ということではなく、ご両親でしっかりと話し合ってみてください。

・どんな子どもになってほしいと願っているか
・親として、自分達はどんな家庭教育をしたいと考えているか

まずは、ここからスタートすることです。

「育て方」と簡単に書いてしまいますが、実際にはどんなふうに育てるのか、育てたいのかによって、子どもは大きく違ってきます。もっと言えば、幼児期の子どもは、ご両親が育てた作品でもあります。ご両親が育てたように育っていくのです。

私の教室では「年中児クラス」と「年長児クラス」の2学年のクラス設定しかありません。

では、0歳児から4歳児には何もすることがないのか?と問われれば、もちろん「あります!」とお答えします。しかし、その時期はご両親が親としての責任を自覚し、「こういう親でありたい」「こういう子を育てたい」という考えをしっかりと持ち、是非ぜひ、一生懸命に育てていただきたいのです。

0歳には0歳の、1歳には1歳の、2歳には2歳の時に学び、実践しいくことがあります。それは決して知育教材を使わなくてはならないことではないのです。そして、前倒しでする必要もないことです。幼小受験産業、幼児向け教育産業に振り回されることなく、極々平凡な日々の暮らしを「我が子との大切な、かけがえのない時間なのだ」という自覚を持って、瞬間、瞬間を大切に過ごしましょう。

でも、やっぱり気になる…という0歳~4歳までのお子様をお持ちのご両親向けに、別のサイトを設けています。小学校受験を希望するご家庭は、どうぞそちらのサイトをご覧くださいね。

「0歳からの小学校受験」https://www.madoka-smile.com/